海外FXを始めるとき、最初に触れる重要な用語の1つが「MT4」です。
このMT4について、特に気になるのは以下のような点でしょう。
- そもそもMT4とは何か
- 絶対に必要なのか
- どこの業者で使えるのか
- 業者によってMT4の性能は違うのか
- MT4のおすすめや選び方はあるのか
この記事では、上記のような疑問に答えつつ「海外FXのMT4」について詳しく説明します。
主要な122社のMT4対応を調査し、特におすすめの10社のMT4をすべて稼働させて説明しています。
海外FXのMT4についてリアルな情報を知りたい人は、ぜひ参考にしてみてください!
- MT4は世界で最もメジャーなFXの取引ツール
- チャートを見る・売買をするなどの操作を行う
- 海外FX業者の8割以上が対応している
- 自動売買や分析ツールなどのソフトを自由に入れられる
- 業者ごとのMT4の性能の違いはない
- MT4に対応していれば後は総合力で選ぶべき
- その総合力で最もおすすめできるのはXMTrading
- あらゆるスペックで優れ安全性も高いため初心者にイチオシ
- 口座開設ボーナスも充実しているので、ぜひ気軽に登録してみよう
MT4とは
MT4とは、FXの無料取引ツールです。
Meta Trader4(メタトレーダー4)の略で、2003年にロシアのMetaQuotes Software社(メタクオーツ・ソフトウェア社)によって開発されました。
MT4がどのようなツールか、要点をまとめると以下のとおりです。
- 世界で最もメジャーなFXの無料取引ツール
- 海外FX業者122社中100社(82%)が採用
- MT4のスペックはどこの会社でも同じ
- 自動売買などのソフトをインストール可能
- 各社の口座はその会社のMT4のみ利用できる
以下、それぞれの要点を詳しく解説していきます。
世界で最もメジャーなFXの無料取引ツール
MT4とは、FXの無料取引ツールです。
簡単にいうと「チャートを見る」「売買をする」という、基本のアクションをこなすためのツールです。
これらのアクションは、MT4でなくてもできます。
しかし、MT4が最も便利なため広く使われており、世界の主流を占めています。
海外FX業者122社中100社(82%)が採用
編集部が2024年に主要な122社を調査したところ、100社がMT4を採用していました。
割合でいうと81.9%であり、約8割の海外FX業者がMT4を導入していることになります。
この数値は「MT4とその他のツールを両方使っている」ケースも含みます。
そのため、MT4だけで8割のシェアを占めているわけではありません。
しかし、MT4を使えれば「世界の8割の業者でスムーズに操作をできる」というわけです。
MT4のスペックはどこの会社でも同じ
MT4はどこの会社のソフトでも同じです。
それは実際にインストールして操作してみるとわかります。
まず、XMTradingのものです。↓
Tradeviewのものです。
左側のメニューだけ色がやや違いますが、その他の違いは特にありません(画面数も最初は全部4つです)。
チャート画面だけでなく、インストールする画面も同じです。
それぞれ、あえて別の人物が登場するタイミングでキャプチャしました。
実際には登場する人物も同じで、順番に切り替わっていきます。
インストール完了後の画面のみ、BigBossなどが少し違いますが、後はすべて一緒です。
日本語には最初から対応している
日本語対応は最初からできています。
上でお見せしたインストールの画面から、実際に毎日使うチャート画面まで、すべて自然な日本語が最初から設定されています。
これは「ダウンロードページが完全に英語だけ」だった場合でも変わりません。
たとえば、TradeviewでMT4をダウンロードすると、以下のような完了ページになります。
このように英語だけのページを見ると「MT4が日本語対応でないのでは?」と不安になるかもしれません。
しかし先にお見せしたとおり問題なく対応しています。
こうした日本語対応も含めて「MT4の内容はどの業者でもほぼ同じ」です。
自動売買などのソフトをインストール可能
MT4は、自動売買などのソフトを自由にインストールできます。
上の画面は、XMのMT4で自動売買を設定している画面です。
このような画面で、自動売買をする通貨ペアや、投資のルールを選択してください。
もちろん、もっと細かい設定もできます。
上の画像は『超インジロボ☆グレートコンバッタM』のものです。
このソフトは、GogoJungle(ゴーゴージャングル)というツール販売サイトで、無料の体験版が手に入ります。
また、自動売買だけでなく分析ツール・描画ツールなどのソフトもインストールできます。
描画については、通常のMT4でも直線や図形は入れられます。↓
たとえば、下の画像は『MT4フリーハンドライン』というソフトで、画面にメモを残しているものです。
どんな線でも引けるので、下のように絵を描くことも可能です。
これはあくまで一例ですが、こうして何かのソフトと組み合わせることで「あらゆることができる」のがMT4の特徴です。
各社の口座はその会社のMT4のみ利用できる
MT4の性能自体は、どの業者が提供するものでも変わりません。
しかし「それぞれの業者で使えるMT4」は、その業者が配布するものだけです。
極めて稀な例外を除いて、ほとんどは「自社のMT4のみが利用できる」と考えてください。
各社提供のソフトもその会社のMT4のみで利用できる
海外FXの業者は、それぞれで独自の自動売買ソフト(EA)などを提供していることがあります。
たとえばGEMFOREXは、無料で使えるEAを402種類提供しています。
これらのソフトは、GEMFOREXのMT4でなければ無料では利用できません。
他社で使えるソフトも一部あるはずですが、それらは有料となります。
このように「MT4自体の性能」に差はないものの「連携できるソフト」で、各社の違いが出ます。
ちなみに、GEMFOREXの無料EAは「50万円以上の入金」か、月額28ドルでのVPS契約が条件となっています。
上の条件を満たせる人ならおすすめですが、そうでなければ総合力でNo.1の呼び声が高い、XMTradingをおすすめします。
MT4が使える海外FX業者の選び方
MT4が使える海外業者の選び方では、以下の3つが特に重要なポイントです。
- MT4以外の総合力で選ぶ
- VPSの性能とコスパで選ぶ(自動売買を使う場合)
- 無料の自動売買ソフト(EA)で選ぶ
それぞれのポイントについて解説します。
MT4以外の総合力で選ぶ
先に説明したとおり、MT4は「どこの業者でも同じ」です。
「提供されている無料ソフトを使いたい」などの場合は別ですが、そうでなければ「MT4の違い」はありません。
そのため、MT4以外の総合力で決めることになります。
その総合力でおすすめの10社は、後ほど紹介します。
ちなみに、どの業者でも中身が同じなのは「その時点で最新のMT4をMetaQuotes Software社のサーバーからダウンロードする」ためです。
VPSの性能とコスパで選ぶ
VPSが重要な理由は「自動売買に必要」なためです。
一般的に「MT4は自動売買向き、MT5は裁量取引向き」と言われています。
裁量取引は「自分で考えて行う取引」を指します。
このような違いがあるため「自動売買向きか」ということも、選び方の重要な要素です。
自動売買では、基本的にVPSが必要になります。
VPSとは「仮想専用サーバー」のことです。
このサーバーに自動売買ソフト(EA)を置くことで、24時間起動したままにできます。
自宅のPCで同じことをすると、PCの負担が大きく電気代も高くなり、精神的にも落ち着きません。
そのため「EAを使うならVPSを契約する」のが一般的です。
そして、VPSはそれぞれのFX業者が提供しています。
このVPSについては、以下の2点を見ます。
項目 | 詳細 |
---|---|
性能 | データセンターやサーバーの情報が詳しく明かされているか、評判がいいか |
コスパ | 無料になるための最低入金額の大きさ、有料の場合の月額 |
たとえば、EA向きのVPSのデータセンターが、最も詳しく紹介されている1社はTitan FXです。
世界のデータセンターの中でも最高峰であるEquinix NY4データセンターのサーバーの利用など、高性能である理由が明確にされています。
無料の自動売買ソフト(EA)があるか
自動売買について「まず無料ソフトで試してみたい」という人は多いでしょう。
その場合、GEMFOREXでは無料のEAを400種類以上提供しています。
以下の一覧のようなソフトです。
言うまでもなく、これらのEAは「GEMFOREXのMT4」でなければ、無料で使えません。
そのため、こうした無料のMT4に興味があるなら、GEMFOREXをおすすめですよ!
GEMFOREX以外の会社は?
GEMFOREX以外で無料のEAが使える業者はほとんどありません。
まず、自社でEAを提供している7社は、下の記事の「自らEAを提供している業者」のページでまとめています。
以下の7社ですが、ほとんどは「有料」です。
唯一有料でないと思われるのが「FOREX.com」で「MT4 EAs」のページで以下のソフトが提供されています。
これらは無料の可能性もありますが、有料の可能性もあります。
また、無料でも最低入金額などの条件が厳しいと推測できます。
無料EAについては、GEMFOREXが一番初心者向けの業者です。
無料の配布サイトは?
業者以外では主に『EA-BANK』というサイトが無料のEAを豊富に提供しています。
ただ、EA-BANKの無料EAを利用するには、以下の条件を満たす必要があります。
- EA-BANK経由で口座開設をする
- 10万円以上入金する
2つ目の「10万円以上入金する」という部分で、つまずく人が多いでしょう。
最初からそのくらいの金額を注ぎ込んで本腰を入れて投資をする人なら問題ありません。
しかし「無料でちょっと試してみたい」という場合はハードルが高いといえます。
GEMFOREXも実は50万円の入金か月額28ドルのVPS契約が必要ですが「無料EA」というのは、意外にハードルが高いのです。また、2024年現在、GEMFOREXはサービスを停止しています。
そのため、多額の入金をする予定がない人の場合は、無料EAも関係ないため、総合力でNo.1のXMTradingをおすすめします。
MT4が使える海外FX業者一覧
序盤で紹介したとおり、2024年時点でMT4を使える海外FX業者は、100社見つかりました。
以下のタブをタップすると、その100社を一覧で見られます。
リンクは「その業者のMT4や取引ツールの説明ページ」で、MT4を確かに使えることがわかるものです。
使える100社一覧(タップで開閉)
- AAAFx
- Admirals(Admiral Markets)
- Axiory
- BDSwiss
- Errante
- EverestCM
- Exness
- Forex.com
- FP Markets
- Friedberg Direct
- FXCM
- FXDD Trading
- FxOpen
- FxPrimus
- FxPro
- FXTM (Forextime)
- Global Prime
- HFM
- IC Markets
- IFC Markets
- IG (ig.com)
- InstaForex
- MyFxMarkets
- Oanda
- Orbex
- Pepperstone
- RoboForex
- ThinkMarkets(ThinkForex)
- Tickmill
- TMGM
- Traders Trust
- Tradersway
- Tradeviewforex
- Vantage Markets
- Windsor Brokers
- XM Trading
- Titan FX
- XM Trading
- GEMFOREX ※サービス停止
- FBS
- MILTON MARKETS
- BigBoss
- Traders Trust
- Land Prime(旧LAND-FX)
- MyfxMarkets
- Tradeview
- Anzo
- FXPRIMUS
- orbex
- NORD FX
- FX open
- directFX
- FXCC
- MGK
- M4 Markets
- AAFXTRADING
- ABSHIRE-SMITH
- ACCENT-FOREX
- AC-MARKETS(Asia Cap Markets)
- ACTIVTRADES
- ACYSECURITIES
- ADSS
- ADVANCEDMARKETSFX
- AETOSCG
- AGEA
- AITSFX
- ALB
- ALFAFINANCIALS
- ALLY
- ALPARI
- ALTMARKETS
- ALVEXO
- AMANACAPITAL
- AMARKETS
- AMBROKER
- ANZOCAPITAL
- ARGUSFX
- AROTRADE
- ASSETSFX
- ATCBROKERS
- ATFX
- ATLASEFOREX
- AUGSMARKETS
- AURA-FX
- AUSFOREX
- AVFXCAPITAL
- AXITRADER.AU
- AXNFX
- BBMTRADE
- BCRCORP.AU
- BENCHMARKFX.CO.UK
- BESTECNZ(BNFX)
- BGIFX.CN(Black Well Global/Black Well Trader)
- BTFX(BT OPTION FX)
- BLACKBULLMARKETS
- BLACKPEARLFX
- BLUEBERRYMARKETS
- BMFN(bmfnv.com)
- BPPRIME
- BRIGHT WIN
逆に「MT4を使えない業者」もあります。
MT4の次世代版であるMT5(Meta Trader5)のみ利用できる業者は、以下の11社です。
こちらもタップで開閉し、リンクは「MT5のみ」とわかる公式ページに跳ぶものです。
MQL5のみ使える業者一覧(11)
- CryptoAltum
- ALFAFOREX
- AMEGAFX
- AMPFUTURES
- ARUMCAPITAL.EU
- BINARIUM
- BINARYMATE
- BINARYCENT
- binomo
- BINARYUNO
- BLITZBROKERS
また「MT4もMT5も使えない」という業者もあります。
そのような業者は「独自のツール」か「別のツール」を提供しています。
別のツールでは「Ctrader」が最も有名です。
(以下、同じく情報源となる公式ページにリンクしています)
独自ツールのみ使える業者一覧(11社)
- ALARICTRADER
- ZuluTrade
- iForex
- ALFAFINANCIALS.CO.ZA
- APEXFUTURES
- BAXTER-FX
- AAATRADE
- ACE FOREX(ACEFX)
- ALAINFX
- etoro
- LMAX
以上がMT4が使える業者と、使えない業者の一覧です。
ひとまず8割の業者が使えるため「目当ての業者がMT4非対応で困る」ということは、ほとんどないでしょう。
そして、MT4対応の業者の中で初心者に最もおすすめできるのはXMTradingなので、ぜひ気軽に口座開設を試してみてください!
おすすめのMT4が使える海外FX業者
ここまで説明したとおり、MT4の性能では各社とも差がありません。
そのため、おすすめの業者は「MT4以外の部分」の強さで決まります。
そのような他の部分の強みで、MT4に対応している主要業者のおすすめポイントをまとめると、以下のとおりです。
業者 | おすすめポイント |
---|---|
XM Trading | 総合力が最も高く信頼できる。初心者におすすめ。 |
GEMFOREX ※サービス停止 | 400種類以上の自動売買ソフトを無料で使い放題。 |
Titan FX | 最も透明性の高いECN方式に強い。上級者向け。 |
HFM | 総合力が高い。株式にも強い。老舗で信頼できる。 |
Exness | 最大レバレッジ無制限。少額のギャンブル的投資に。 |
BigBoss | MT4対応の主要業者で仮想通貨に一番強い。 |
Land Prime(旧LAND-FX) | 今すぐ始めたい人。1分で口座開設、楽天銀行への振込で入金可 |
以下、それぞれのポイントの詳細と、実際に各社のMT4を編集部が使っている画面をお見せします。
なお、MT4非対応の会社も含めた「おすすめの海外FX業者」の情報は、下の記事でまとめています。
「MT4以外のツールにも興味がある」という人は、ぜひこちらも合わせてチェックしてみてください。
XM Trading
総合得点:99点|総合評価:★★★★★
開設ボーナス | 入金ボーナス | レバレッジ | ゼロカット |
---|---|---|---|
10点 | 10点 | 10点 | 10点 |
スプレッド | 日本語対応 | スキャルピング | 補償 |
8点 | 10点 | 10点 | 8点 |
XMTrading(エックスエム)は、多くの投資家が総合力でNo.1と評価する業者です。
特に初心者からの人気が圧倒的で、海外FXに初めて挑戦する人には、まずXMをおすすめします。
XMの総合力がどのように優れているかですが、まず「最大レバレッジの1,000倍」は、多くの人にとってちょうど良い数値です。
最大レバレッジが必要以上に大きいと「上級者の大口取引に振り回される」「投資家の損失補填分で手数料が高くなっている」などのマイナスがあるためです。
もちろん、レバレッジが高ければハイリターンを狙いやすい利点もあるため、そのバランスを考えると1,000倍がベストといえます。
そして、FXの手数料に当たるスプレッドでは「XMTrading ZERO口座」によって、最小0.0pipsのスプレッドを実現しています。
こうしたXMの総合力の高さについては、下の記事で評判とともに詳しくまとめているため、ぜひ参考にしてみてください。
XMTradingのMT4
XMTradingのMT4は「Meta Trader4」のページでダウンロードできます。
上の画像のとおり、ここまでお見せしてきたスタンダードなMT4の機能と画面です。
上の画面は、編集部が色をカスタマイズしたものです。
また、定型チャートの「ウィリアム」や「モメンタム」などの設定を入れています。
XMは口座開設の手続きも簡単で、デモトレードやMT4を試すだけなら本人確認も不要です。
2分程度で簡単に開設でき、13,000円の口座開設ボーナスももらえるので、ぜひお気軽に登録してみてください。
GEMFOREX
総合得点:98点|総合評価:★★★★★
開設ボーナス | 入金ボーナス | レバレッジ | ゼロカット |
---|---|---|---|
10点 | 10点 | 10点 | 10点 |
スプレッド | 日本語対応 | スキャルピング | 補償 |
10点 | 10点 | 10点 | 7点 |
GEMFOREXは、今回紹介する中で唯一「MT4に直接関わる強み」のある業者です。
ここまで紹介したとおり「MT4で使える自動売買ソフト(EA)が無料で400種類使い放題」となっています。
「50万円入金」か「月額28ドルでVPS利用」という条件つきではありますが、その入金をできる人で自動売買ツールを豊富に試したいのであれば、イチオシの業者です。
なお、GEMFOREXについては下の記事でさらに詳しく評判や特徴をまとめています。
GEMFOREXのMT4
GEMFOREXのMT4は『GEM MT4』といいます。
ここまで紹介してきた無料EA以外の特徴では、各端末で対応できる範囲が広いことです。
まず、以下のとおり全ての端末に対応しており、Web版も利用できます。
- パソコン(Windows・Mac)
- スマホ(Android・iphone
- タブレット(Android・iOS)
- ブラウザ版(PC・スマホの両方でアクセス可能)
そして、PCはウィンドウズでいうなら「Windows98以上」など、非常に古いOSまで対応しています。
このような「対応できる端末の範囲の広さ」で、GEMFOREXはすべての海外業者の中でもトップレベルといえます。
上の画面は、編集部がXMと同様に色をカスタマイズしたものです。
このときは実際にデモトレード画面に接続していたため、売買の赤&青のボタンもついています。
HFM
総合得点:93点|総合評価:★★★★
開設ボーナス | 入金ボーナス | レバレッジ | ゼロカット |
---|---|---|---|
3点 | 10点 | 10点 | 10点 |
スプレッド | 日本語対応 | スキャルピング | 補償 |
10点 | 7点 | 8点 | 9点 |
HFMは、XMと同じく総合スペックに優れ、信頼性の高いFX業者です。
XMとの違いは主に以下の2点といえます。
- 株式投資に強い
- 歴史がXMより長い
HFMのトップページを見ると、下の画像の左下のように「株式のデリバティブ取引を開始」と目立つ形で表示されています。
デリバティブ取引とは「現物」ではなく「派生商品」を売買するものです。
たとえば「日経平均に投資する」という場合、何か現物の株を持っているわけではありません。
しかし、日経平均が上がれば儲かり、下がれば損失が出ます。
これが「派生商品」の意味です。
日経のそれぞれの「現物」の株から、日経平均という「派生商品」が生まれているわけです。
このような株式の「派生商品」の取引をしやすいのが、HFMの魅力です。
そのため「FXだけでなく外国株にも興味がある」という人におすすめできます。
HFMのMT4
HFMのMT4は『HFM MT4ターミナル』の名称で提供されています。
上の画像が実際に編集部の使っている画面です。
画面は「ボリンジャーバンド」を呼び出したものです。
Titan FX
総合得点:92点|総合評価:★★★★
開設ボーナス | 入金ボーナス | レバレッジ | ゼロカット |
---|---|---|---|
3点 | 3点 | 8点 | 10点 |
スプレッド | 日本語対応 | スキャルピング | 補償 |
10点 | 10点 | 8点 | 10点 |
Titan FX(タイタンFX)は、主要業者の中で特に「ECN方式」に強いことが特徴です。
まず、公式サイトのトップページでは下記のように「安全性と透明性」で最も評価されていることが記されています。
そして「Titan FXの利点」のページを見ると、下のように一番上に3つの特徴が書かれています。
この3つの特徴のうち、真ん中の「Titan ECN」の部分で、同社の最大の特徴の1つが、ECN方式であるとわかります。
ECN方式がどのようなものかは、下の図でわかります。
一番下が、最もわかりやすいECNのパターンです。
業者をまったく通さず、世界の銀行などの金融機関と直接やり取りするものです。
インターバンクとは「世界の金融機関の集合」のことです。
ただ、こうした金融機関は「小口の個人」は相手にしません。
そのため、ある程度の資金を持った投資家でなければ、純粋なECNはできないわけです。
そのため「準ECN」というべき「DMA方式」があります。
- 一応FX業者が注文をまとめる
- しかし、そこで何か手を加えず自動的にインターバンクに通す
というやり方で、Titan FXのECNもこのDMA方式に該当します。
『エクイニクスNY4データセンター』に接続
Titan FXのECNが他の業者より優れているのは「どのデータセンターにつなぐか」という点です。
Titan FXがつなぐのは、エクイニクス社(Equinix社)のNYデータセンターです。
エクイニクス社はNASDAQ一部上場企業(EQIX)で、金融のデータセンター事業で世界をリードする米国企業です。
そのエクイニクス社でも最も取引量が多くスピードが速い、ニューヨークのデータセンター(NY4)に、Titan FXのECNは接続しています。
このため、高速で狙い通りの約定をしやすく、流通量が少ないマイナーな通貨ペアなども自由に売買しやすいわけです。
Titan FXのMT4
Titan FXのMT4は「メタトレーダー4」のページでダウンロードできます。
内容は他社と同様で、ここでは白画面にしています。
Titan FXのMT4の特徴は、Web版の「ウェブトレーダー」の機能が充実していることです。
上の画像のように、インストール版とほぼ遜色のない機能を利用できます。
Web版はネットさえつながれば、どこからでもどんな端末からでもアクセスできるのが利点です。
Exness
総合得点:89点|総合評価:★★★
開設ボーナス | 入金ボーナス | レバレッジ | ゼロカット |
---|---|---|---|
10点 | 3点 | 10点 | 10点 |
スプレッド | 日本語対応 | スキャルピング | 補償 |
10点 | 8点 | 9点 | 9点 |
Exness(エクネス)は、最大レバレッジが無制限の業者です。
このレバレッジ無制限を活かして、数百円でギャンブル的な投資に用いるトレーダーの方が多く見えます。
無制限レバレッジを使うと、自動売買を使うまでもなく短時間で「ギャンブル」の結果が出ます。
そのため、MT4が重要になる場面は基本的にほとんどありません。
しかし、以下の場合はMT4を使えるメリットがあります。
- Exnessでそのまま中長期投資に移行する可能性がある
- 他の業者での中長期投資でMT4を使う
このような場合、ギャンブル的投資でもMT4に慣れていく方がその他の場面で有利になるわけです。
Exnessのギャンブル的な投資とは
まず、300円程度を証拠金にします。
そして、ドル円を1万通貨(約130万円)買います。
これで、ドル円相場が1円上がると「1円×1万通貨」で1万円の利益になります。
0.1円なら1,000円、0.01円なら100円の利益です。
逆に下がる場合、0.03円の下落で「300円」となり、ゲームオーバーです。
0.03円は、3pipsです。
3pips下落したらアウトになります。
逆に「3pips上がれば300円儲かるのか」というと、そうではありません。
スプレッド(手数料)があるためです。
Exnessのドル円のスプレッドは、おおよそ1.1pipsです。
つまり、3pips上がっても110円(1.1pips)抜かれます。
よって、3pips上下した場合の損益をまとめると、以下のようになります。
相場変動 | 損益 |
---|---|
3pips上昇 | 190円の利益 |
3pips下落 | 300円の損失(ここで終了) |
単純にいうと「2:3の割合で不利」ということです。
それでもなぜやるのかというと、まれに大幅に上昇する可能性もあるためです。
もし30pips上昇したら、上の例では「2890円の利益」となります。
300円を投資して2,890円なので「約9.5倍」に資金を増やせたわけです。
もちろん、これは運が良かった場合です。
論理的には「負けの方が1.5倍多い」わけですから、繰り返せば繰り返すほど、確実に不利になっていきます。
ただ、同じ1回300円でも、普通の宝くじよりは断然良いといえます。
当たる金額は少ないものの、勝率は圧倒的に宝くじより高いですし、FXの練習にもなりますからね。
つまり、Exnessの初心者におすすめの使い方は、以下のとおりです。
- 300円程度の少額のギャンブルと割り切って楽しむ
- それと同時にMT4などの使い方を覚える
要は「実際に現金を使う真剣度の高い状態で、FXに慣れていく」と考えるのがいいでしょう。
ExnessのMT4
ダウンロードは「Meta Trader4」のページでできます。
ExnessでMT4口座を開設すると、上のようなメールが届きます。
ほとんどの業者では、ここにIDとパスワードが書かれており、それを使ってMT4にログインできます。
しかし、Exnessでは書かれていないため「どこにIDとパスがあるのか」と迷うでしょう。
ExnessのMT4のログイン情報は「マイアカウント」の画像の部分「口座情報」で出ます。
クリックすると、上のようにログインIDが出ます。
パスワードはアカウントと同じです。
上の画面が実際に使っているものです。
ここでは「定型チャート」を「Layers」にしています。
BigBoss
総合得点:88点|総合評価:★★★
開設ボーナス | 入金ボーナス | レバレッジ | ゼロカット |
---|---|---|---|
3点 | 3点 | 10点 | 10点 |
スプレッド | 日本語対応 | スキャルピング | 補償 |
7点 | 9点 | 9点 | 6点 |
BigBoss(ビッグボス)は、MT4対応の主要業者の中で、特に仮想通貨に強い業者です。
トップページでも下のように目立つ形で「暗号通貨のCFD取引」のスプレッドの狭さ(手数料の安さ)がアピールされています。
CFDは、簡単にいうと「FXと同じ」です。
「暗号通貨CFD」とは「暗号通貨FX」のことといえます。
これは、以下のGEMFOREXの説明でもわかります。
CFD取引とFXでは、投資対象の種類に違いがあります。
FXは外国為替のみが取引対象ですが、CFD取引は株価指数や原油価格・金価格など様々な投資対象があるのです。
CFD取引とFXの違いを比較!|GEMFOREX
表でまとめると、以下のような違いになります。
FX | 外国為替 |
CFD | 株価指数・原油価格・金価格など様々 |
対象が違うだけで「システム」は共通します。
そのため、暗号通貨CFDは「暗号通貨FX」といえるわけです。
このような「仮想通貨のFX」で業界最安レベルの手数料(最狭スプレッド)を、BigBossは実現しています。
仮想通貨とFXの両方に強い海外業者といえば、最も有名なのはFXGT(エフエックスジーティー)です。
しかし、FXGTはMT4に対応していません。
以下のとおり、MT5のみ利用できます。
このため「MT4が使える主要業者で、最も仮想通貨に強いのはBigBoss」となるのです。
BigBossのMT4
BigBossのMT4はこちらのページからダウンロードできます。
上のサンプルを見ると「画面がホワイトなのか?」と思うかもしれません。
しかし、ここまで編集部がいじった画面をお見せしているとおり、色は自由に変更できます(初期設定はBigBossも黒です)。
BigBossのMT4ならではの特徴は「変わった効果音が出る」ことです。
他社で「ピキーン」という音が出る場面で、BigBossでは「ビヨヨ~ン」という有名な『ど根性ガエル』の効果音(口琴の音)が出ます。
Land Prime(旧LAND-FX)
総合得点:86点|総合評価:★★★
開設ボーナス | 入金ボーナス | レバレッジ | ゼロカット |
---|---|---|---|
3点 | 3点 | 10点 | 10点 |
スプレッド | 日本語対応 | スキャルピング | 補償 |
9点 | 9点 | 7点 | 5点 |
Land Prime(旧LAND-FX)は「今すぐFXを始めたい」人におすすめの海外業者です。
そういえる理由は以下の2点です。
- 口座開設が1分でできる
- 楽天銀行への振り込みかクレジットカードですぐ入金できる
口座開設は、実際に編集部も行いましたが、本当に1分で完了します。
これだけで終わります。
口座開設の簡単さでは、すべての海外FX業者でもトップレベルといえるでしょう。
次に入金ですが、下のように楽天銀行に振り込めます。
通常のLand Prime(旧LAND-FX)は最低入金額が1,000円です。
しかし、初回のみ最低入金額が30,000円(300ドル)となっています。↓
このため「3万円を入金する」という条件になりますが、その条件であれば銀行口座のみですぐスタートできます。
なお、クレジットカードもVISA・Master Cardに対応しており、そちらは銀行振込より早い即時決済が可能です。
しかし、これは他の海外FX業者でもいえることですが、カードはエラーになることが多くあります。
そのため、多くの人が確実に利用できる方法としては、上の銀行振込になります。
Land Prime(旧LAND-FX)のMT4
Land Prime(旧LAND-FX)のMT4はこちらのページからダウンロードできます。
リンク先はPC版ですが、タブレット版・モバイル版もあります。
上の画面は、編集部が画面をパステルカラーにカスタマイズしたものです。
Land Prime(旧LAND-FX)では株価指数先物・金属・エネルギーも売買できるため、MT4でもそれらのトレードを行えます。
MT4が使える海外FX業者を使う際の注意点
MT4を使える海外FX業者を利用する際の注意点は、主に以下の3点です。
- 原則としてデモトレードを先に試す
- 開設時にMT5を選んだ口座のIDではログインできない
- 土日のMT4は動かない
それぞれの注意点について解説していきます。
原則としてデモトレードを先に試す
基本的に、MT4の操作も最初はデモトレードから試しましょう。
当たり前のようですが、デモ口座と本口座の開設を2回するのは面倒なため、意外に「そのまま本口座に進んでしまう」人も多いものです。
しかし、万が一にも本口座でミスをしないようにするには、デモトレードでの練習は必須といえます。
同じ業者であれば、MT4のソフトはデモ口座でも本口座でも同じです。
上のような画面で、接続サーバーを「Demo」と「Real」で切り替えます。
ログインIDとパスも大抵切り替えますが、それほど手間ではありません。
そのため「デモトレードは必ず試す」ようにしてください。
ちなみに、次の段落で説明するとおり、土日はデモトレードもできません。
「ひとまずFXのデモトレードを試してみたい」という場合、土日に使えるものはヒロセ通商の「LION FX」が代表的です。
MT4ではなく海外業者でもないため、週明けにあらためて海外業者で試すべきではあります。
しかし「とりあえずデモを試してみたい」というときにはおすすめです。
開設時にMT5を選んだ口座のIDではログインできない
MT4の両方を使える業者の場合、口座開設の段階で「MT4口座」か「MT5口座」かを選びます。
たとえばLand Prime(旧LAND-FX)の場合、筆者は「MT5」で開設しました。
そのため、発行された口座のアカウントとパスワードは、上のメールの通り「MT5限定」となっています。
このIDとパスをMT4の画面に打ち込んでも、MT4へのログインはできません。
「IDとパスが正しいのにログインできない」という場合、この原因のことが多いものです。
別のアドレスでMT4口座を作り直す必要がある
ほとんどの業者の場合、MT5口座を開設したメールアドレスでは、MT4口座を開設できません。
「新たに別のアドレスで」作り直す必要があります。
上の画像は「Exness」で筆者がひっかかったものです。
筆者はこちらもMT5で開設したのですが、同じアドレスではMT4の口座を開設できませんでした。
このように、MT4を使うつもりなのにMT5で口座開設をしてしまうと、二度手間になります。
ただ、MT5にも当然メリットはあるので、あえて2つの口座を持って練習するのもおすすめです。
土日のMT4は動かない
「MT4をダウンロードしたのに動かない」「チャートが全然変わらない」と悩んでいる人も多いでしょう。
この原因で意外に多いものが「土日だった」ということです。
実は、FXのトレードは土日にはできません。
そのため、MT4も動かず、以下のようなエラーが出ます。
右側に「Market is closed」と書かれています。
このように「土日はMT4やFX市場が動かない」というのは、日本だけでなく世界で共通です。
そのことは、以下のOANDAの説明を見てもわかります。
顧客サービスの一環として世界中でOANDAのみが週末の為替取引のサービスを提供してまいりました。しかしながら、誠に勝手ではございますが、週末取引のサービスを終了することとさせていただきます。
【重要】OANDA Japan 週末取引の終了に関するお知らせ
太字のとおり、2012年7月6日まではOANDAで土日にもFX行うことができました。
しかし、そのOANDAが週末取引のサービスを終了したため「土日にFXをできる会社は、基本的に世界中のどこにもない」という状態です。
SBI FXトレードの公式サイトも、以下のように説明しています。
原則、FXは土日に取引することができません。なぜなら、 中東のバーレーン市場などを除く世界各国のマーケットが、土日に一斉休場するからです。
土日祝日のFXは可能?|SBIFXトレード
この説明では中東の業者でトレードをできそうですが、現状では欧米人も含めて中東のFX口座を開設できる人はほぼいないと考えられます。
そのため、OANDAのサービスが終了して以降、週末取引をできるFX業者が世界に存在していないわけです。
世界向けに口座を提供している中東の業者もいないということです。
以上が海外FXでMT4を使うときの注意点ですが、基本的に「総合力が高い業者を選ぶ」ようにすれば、後はすべて細かいことです。
総合力が高い初心者におすすめの業者としてはXMTradingが筆頭なので、ぜひ公式サイトで詳しい特徴をチェックしてみましょう!
MT4とMT5の違いは?
MT4とMT5の違いは、たとえば以下のようなものです。
- 設定できる時間足の種類
- オーダー画面のデザイン
- チャートの配色パターン
それぞれ実際の画面とともに解説します。
設定できる時間足の種類
「自動売買ならMT4、手動売買(裁量トレード)ならMT5」といわれる理由は、時間足の種類を見てもわかります。
まず、MT4で設定できる時間足の一覧は、この9種類です。↓
- 1分足
- 5分足
- 15分足
- 30分足
- 1時間足
- 4時間足
- 日足
- 週足
- 月足
続けて、MT5の方はこの21種類です。↓
- 1分足
- 2分足
- 3分足
- 4分足
- 5分足
- 6分足
- 10分足
- 12分足
- 15分足
- 20分足
- 30分足
- 1時間足
- 2時間足
- 3時間足
- 4時間足
- 6時間足
- 8時間足
- 12時間足
- 日足
- 週足
- 月足
一覧にすると、時間足の設定でMT5の方が3倍近く有利とわかります。
さらに比較表にすると、違いがはっきりわかるでしょう。↓
足の種類 | MT4 | MT5 |
---|---|---|
1分足 | ○ | ○ |
2分足 | × | ○ |
3分足 | × | ○ |
4分足 | × | ○ |
5分足 | ○ | ○ |
6分足 | × | ○ |
10分足 | × | ○ |
12分足 | × | ○ |
15分足 | ○ | ○ |
20分足 | × | ○ |
30分足 | ○ | ○ |
1時間足 | ○ | ○ |
2時間足 | × | ○ |
3時間足 | × | ○ |
4時間足 | ○ | ○ |
6時間足 | × | ○ |
8時間足 | × | ○ |
12時間足 | × | ○ |
日足 | ○ | ○ |
週足 | ○ | ○ |
月足 | ○ | ○ |
これだけ分析機能が違うため、手動のトレードであれば「圧倒的にMT5が有利」なのです。
それでもまだ広くMT4が利用されているのを見ると「いかに自動売買などのソフト活用で強いか」を実感できるでしょう。
メタトレーダーでの画面
時間足の種類は、実際のMT4・MT5で確認できます。
まず、MT4の方はこの通りです。↓
MT5は、分足がこのようになっています。↓
そして、時間足はこの通りです。↓
MT4の方が「選択肢が少なくわかりやすい」という人もいるかもしれませんが、ひとまずこのような機能の違いを押さえておきましょう。
チャートの配色パターン
メタトレーダーには、最初から用意された配色パターンがあります。
この配色パターンを使えば、自分でカスタマイズしなくても色を変えられます。
MT4では下の3つを使えます。
Green on Black(黒地に緑)
Yellow on Black(黒地に黄色)
Black on White(白地に黒)
MT4だとここまでですが、MT5ではさらにもう1つあります。↓
Color on White(白地にカラー)
特にこの4つ目のパターンを好むトレーダーは多くいます。
オーダー画面のデザイン
例えばXMのオーダー画面の場合、MT4はこうなっています。↓
左側に簡単なチャート画面があります。
一方、MT5はこのようなデザインです。↓
左のチャート画面がなく、ボタンがスタイリッシュになっています。
【まとめ】おすすめのMT4が使える海外FX業者
MT4は8割以上の海外FX業者で利用できるため「使える業者」を探すことは簡単です。
そして、各社のMT4の性能に差はないため、大切なのは「総合力」で選ぶことです。
ここまで紹介してきたとおり、XMTradingは総合力が圧倒的に高く、初心者に最もおすすめできる業者です。
口座開設ボーナスや入金ボーナスも充実しており、自己資金なしでトレードをできるので、ぜひお気軽に試してみてください!